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マザコン男はこうして出来上がるのです

マザコンと聞くだけで、あなたはきっとこう思っているはずです。

大人になってもまだ母親に頼り、依存し、一人立ちできないでいる状態の男だと思っているでしょう。確かにそのとおりですが、一見亭主関白で、しっかり自立しているように見える男性の中にもマザコンは存在しているのです。それは、女性に献身を求めるマザコンなのです。

マザコンを定義するなら、「マザコンとは、自分は素晴らしい人間であるという思いが強すぎる人」のことを指すようです。

人間はまず、本能を持って生まれてきます。誰に教えられることもなく、母親から引き離されれば泣き、お腹が空いたら騒ぎ、体調が悪いと機嫌が悪くなる、という本能です。この本能の叫びに対し、母親は赤ちゃんの言いなりになります。

つまり、赤ちゃんは、母親を自分の完全な支配下に置き、自分の欲求はすべて満たさせるのです。この図式からくる感情を、精神医学では「幼児的万能感」と呼ぶそうです。この万能感を感じているとき、彼の世界ではかなえられないものは何ひとつないのです。

しかし、物心がつきはじめるにつれ、この幼児的万能感は通用しなくなるのが普通です。自分より優れた生き物が、自分のまわりには大勢いることが、徐々に分かってくるからです。そして自分の万能感を抑えていなければ、まわりの人間とつき合っていくことができないことを知ります。

しかし、そんななかでも、母親だけは自分の言いなりになってくれます。ですから、社会との関わり合いを無視し、母親の愛の中に逃げ込めば、「自分は世界一である」という優越感を保ったまま大人になることが可能なのです。

母親にだけ心を開けば、自分より優れた生き物がこの世にいることを認める必要がありません。こうした「素晴らしい自分」を捨てられない状態をマザコンと呼ぶそうです。

日本は世界にも類を見ないマザコン国家と言われています。

父権の失墜とともに、母親が子供と一体化し、溺愛して育てるからです。


日本は稀に見る子供中心の社会です。これは、男女問わずです。つまり、夫や彼氏である男性ばかりか、彼女や妻である女性も実はマザコンであることがほとんどなのです。

日本人は全員がマザコンといっても過言ではないでしょう。
しかし、そのことに気づいている人はほとんどいないようです。あなたも実は、マザコンかもしれませんよ。


彼がマザコンであるかどうかも、次のチェック表でマザコン度を調べて見ましょう。




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